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鋳物とはどういうものですか? |
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熱を加えて溶かしたアルミ(金属)を、型(鋳型・いがた)に流し込みます。
冷えて固まった後、型から取り出し出来上がった製品のことを鋳物と言います。 |
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鋳造とはどういうものですか? |
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鉄やアルミ合金、銅、真鍮等の金属を、融点よりも高い温度で熱して液体にした後、
型(鋳型・いがた)に流し込みます。その後、冷やして目的の形状に固める
加工方法のことを鋳造と言います。
つまり、鋳造によりできた製品のことを鋳物と呼びます。 |
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鋳物(鋳造)にはどのような種類があるのですか? |
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弊社では、砂型鋳造法の中でも、生砂型鋳造法(手込造型、および機械造形)と
Vプロセス鋳造法(減圧造型鋳造法)を主に製作しています。
その他には、石膏鋳造法、耐熱シリコン型鋳造法、精密鋳造法、
金型鋳造法、遠心鋳造法、連続鋳造法等があります。 詳しくはこちらへ→ |
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鋳造と鍛造の違いがよくわからないのですが? |
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鋳造とはA2のような加工方法のことですが、鍛造とは、金属加工の塑性加工法の
一種です。金属をハンマー等で叩いて圧力を加えることで、
金属内部の空隙をつぶして結晶を微細化すると同時に方向を整えて強度を高め
目的のカタチに仕上る方法のことです。
昔から日本刀や火縄銃の銃身等の製造として用いられてきた伝統技法です。 |
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鋳造ではどのような材料が使用できるのですか? |
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弊社で製作できるのは、アルミニウムのみですが、
鉄、真鍮、ブロンズ、亜鉛、マグネシウム等の鋳物製品も製作できます。 |
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金型鋳造と砂型鋳造の違いを教えてください? |
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金型鋳造とは、耐熱鋼または鋳鉄で製作された鋳型にアルミを流し込み鋳造します。
安定した寸法精度や鋳肌が得られますが、金型製作費が砂型鋳造に比べ数倍かかりま す。 砂型鋳造とは、けい砂に粘土分(ベントナイト)を加えた砂を圧縮して鋳型を製作する方法や、硬化剤を混合した砂を使用して鋳型を製作する方法等があります。
金型鋳造に比べると、寸法精度や鋳肌面は若干劣りますが、
型製作費用が安価で少量で多品種製品に向いています。
詳しくはアルミ鋳物のご説明へ→ |
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アルミニウム合金の種類を教えてください? |
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JIS規格合金は十数種類あります。
アルミをベースとして銅、ケイ素、マグネシウム等の配合比率で構成されています。
詳しい材質一覧はこちらへ→(PDF) |
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用途別によるアルミニウム合金の選び方は? |
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含まれる元素の種類によって用途が変わります。
詳しくは材質と特徴へ→(PDF) |
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アルマイト加工とはどういうものですか? |
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アルマイトはアルミニウムの陽極酸化皮膜のことを指します。その加工についてはアルミニウムの耐食性、耐摩擦性の向上及び装飾その他機能の付加が目的です。一般的にはまず蜂の巣状に溶解する穴を作り、非常に細かな多孔質皮膜を形成。それを沸騰水もしくは酢酸ニッケルなどの高温水溶液、加圧水蒸気で水の分子を付加させ、穴の壁を膨張させることで穴を塞ぎ、耐食性を向上させます。 |
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どのような合金でもアルマイト(陽極酸化)処理ができるのですか? |
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いいえ。合金によっては皮膜の生成を妨げる物質が含有されています。
その物質の部分に皮膜は生成されず落とし穴状になります。
それによって材質による適切・不適切が発生します。
鋳物材ではAC7A、展伸材では5000系、6000系が最適とされています。 |
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アルマイト処理のメリットは? |
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耐食性、耐磨耗性の向上はもちろんですが、美観性、装飾性、そして、
商品に対しての機能付加が容易くなり、ますます多分野での商品化が広まっています。 |
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アルマイト処理による色調はどのようなものがありますか? |
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弊社での基本カラーは6色です。特色(別注色)も可能です。 |
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①シルバー(白)②アンバー(茶系・二次電解着色・スズ)③ゴールド(金・染色)
④ペイルゴールド(染色)⑤ライトグレー(染色)⑥ブラック(黒・染色) |
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どのような塗装が可能ですか? |
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使用環境により、アクリル塗装、ウレタン塗装、フッ素塗装、
セラミック塗装等を選択していただけます。 |
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完成品まで対応していただけますか? |
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弊社では、図面をいただければ木型製作から鋳造、機械加工、研磨、
アルマイト(塗装)検査、箱詰め(パッケージ製作)まで対応いたします。
詳しくは一貫生産システムへ→ |
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研磨の種類や方法を教えてください。 |
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バフ研磨、バレル研磨、化学研磨、電解研磨等があります。 |
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AC7Aってよく聞きますが、どのようなものですか? |
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詳しくはこちらへ→(PDF) |
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少ロットで多品種なのですがお願いできるのですか? |
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はい、大丈夫です。弊社の鋳造設備では月産100個前後が一番得意です。 |
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どのような設備を完備しておられるのですか? |
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弊社の設備をご紹介します。詳しくはこちらへ→ |
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計画している製品があるのですが、相談にのっていただけますか? |
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はい大丈夫です。図面があれば一番スムーズですが、まずはご一報ください。 |
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試作をお願いすることはできますか? |
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はいご安心ください。試作品のみのお仕事もよくお受けしております。 |
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急ぎの仕事が多いのですが、大丈夫でしょうか? |
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納期に付きましてはご相談ください。 |
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セラミックも扱われているようですが、具体的に教えてください? |
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弊社オリジナルブランドとして、セラミック複合鋳造タイル「すべらんセラタイル」
(特許取得済)を販売しております。 詳しくはこちらへ→ |
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一貫生産システムのようですが、すべてお願いしないとダメですか? |
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いいえ、そのようなことはないです。お客様のご都合で、ご希望に沿う部分での
お手伝いが可能です。アルマイトのみのご依頼も頻繁にお受けしております。 |
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貴社の代表的な技術や、得意とされているものを教えてください? |
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アルミ鋳物(AC7A)への鏡面アルマイト処理製品には自信があります。
詳しくはこちらへ→ |
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奈良の大仏さんも鋳物製と聞きましたが、
当時はどのようにして作られたのですか? |
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大仏殿碑文などを参考に推定された「大仏の作り方」を紹介します。
縦横に組んだ木材の支柱に細い枝や麻縄などを巻きつけて大仏の原型を作ります。
土や粘土をかぶせて、金剛像と同じ大きさの土に覆われた像(=中型)を作ります。
乾燥後、雲母(うんも)の粉をふり掛け、外側から覆うように粘土を塗って
外型を作ります。外型の乾燥後、適当な幅で割って外し、
型崩れしにくいよう
内面を焼きます。中型の表面を一定の厚み(5~6センチ)で削った後、
外型を再び組み合わせます。外型と中型のすき間に高温で溶かした銅を流し込みます。
こうして中型を削った空洞が、完成像の銅の厚みになるのです。
脚から頭まで8段に分け、下から1段ずつ鋳造するので、最後は土の山に埋まります。
銅が固まると山を崩し、外型を取ります。部分的な補修を行い、
頭部に螺髪を施し、全体に金を塗って完成です。 |
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